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男系男子から皇族女子への「婿入り」

過去において、見ようによっては「婿入り」と見られる事例が少なくとも3例ある。

1つは第26代の継体天皇の場合であり(記紀による)、彼は越前(現在の福井県)もしくは近江(滋賀県)に住んでいた応神天皇の5世孫(曾孫の孫)とされており(それまでの天皇とは血のつながりがなく王朝交代となったとの説[要出典]が存在するが、少なくとも推古天皇期には応神天皇子孫であったとの系譜伝承があったことも近年の研究[要出典]から明らかになっている。継体天皇の項参照。)、第25代武烈天皇が死去した後、直系に女子はいたが男子がいなかったため地方から迎えられて天皇となった。第26代継体天皇にはすでに后がいて、男子も少なくとも2人(後に第27代安閑・第28代宣化の2天皇となる)いたが、畿内に入ってから武烈の姉妹である手白香皇女と婚姻して即位し、後の第29代欽明天皇をもうけた。また、安閑・宣化の2天皇も同じようにそれぞれが武烈の姉妹を娶っている。

もう1つは第49代光仁天皇の場合で、彼は第38代天智天皇の男系の孫であるが、父親は皇位継承権を持った親王、第38代天智天皇の子志貴皇子であった。彼は女性天皇である第48代称徳天皇の姉妹であり、第45代聖武天皇を父に持つ皇女井上内親王を娶っており、他戸親王をもうけていた。第46代孝謙天皇(称徳天皇の重祚)が退位し、譲位した相手方は、舎人親王の子第47代淳仁天皇(淡路廃帝)であったが、淳仁天皇は女性皇族を妃に迎えてはいなかった。淳仁天皇は孝謙上皇によって廃され、孝謙上皇が重祚した称徳天皇が独身のまま崩御した。天武天皇直系の男子がいなくなった時に天智天皇直系の男子である光仁天皇が擁立され、他戸親王が年少でありながら皇太子となった。しかし間もなく母井上内親王の謀反による廃后とともに他戸親王も廃太子となり、皇太子は、光仁天皇と百済王族の末裔の娘高野新笠との間に生まれた山部親王、後の第50代桓武天皇となった。

3例目の第119代光格天皇の場合。彼は閑院宮典仁親王の第6王子であったが、直系の第118代後桃園天皇が死去したときに皇子がいなかったため、急遽後桃園天皇の養子となった上で即位したが、長じて、後桃園天皇のただ一人の皇女欣子内親王を中宮に立てている。ただし、欣子内親王の子である親王・内親王は夭折し皇位を継いではいない。

男系の継続に関する疑い [編集]
天皇は万世一系とされているが、それに関する疑義があるとされる。第26代の継体天皇で血筋が一度途絶えているとする説があり、壬申の乱、南北朝時代など一系ではなかったとの説などである。これを元に男系が継続した万世一系とは言えないという主張である。詳しくは万世一系の項を参照。

女系天皇の前例とされるもの [編集]
第44代元正天皇は母親である第43代元明天皇から皇位を譲られており、母親のみが天皇である。父親・草壁皇子は皇太子であったが即位しておらず、天皇である母親から皇位を継承している事から、元正天皇は女系天皇であるという説である。また元正天皇は男系を辿れば天武天皇の孫に当たる3世皇族であるが、即位前から母親の元明天皇の血筋により内親王とされていた。

この問題について「女系天皇」とは何をもって「女系」としているかによって元正天皇の位置づけが変わる。確かに「天皇という立場」から見たら母親から皇位を譲られている「女系天皇」と言えるが、「血統」から見たら父親・草壁皇子は皇統に属する男系の男子の皇族でもあることから、男女双系天皇であると考えるのがふさわしい。ただしそれは、多くの男系天皇とされている諸天皇にもあてはまる。

また、この元明天皇の前例に則り、仮に女性皇族が即位しても夫が皇統に属する男系男子の旧皇族(旧宮家)であれば男系が維持されるという意見もある。

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2009年04月17日 10:54に投稿されたエントリーのページです。

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