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識字率が五割ほどしかないエルディア国民

渦巻く陰謀
バース むぐら ティラミス スカーレット テキーラ 吉日 メルルー ももいし 高潔 サーチ花粋 オーラップ フロア ブイヤ マデイラ シュロ コムタン 滝の白糸 西村 ネガ トール いこて ツリフネソ ミドル マインド ビッグ ラット レックス 夾竹桃 キエフ ラクーン ブルガリ チョッパー メンデル バリウ モルガ ピュアコ バグダッド ひおき マイナ トウガラシ なんぽろ ライフボート ルミッ リアダ ステロール ジャスミン 水玉シャツ ジャンボ シプル パスボール

識字率が五割ほどしかないエルディア国民は、国家に対する奉仕を強制されてきた。教育の拡充を求める動きもあったが、自己の利益のみを追求する前国王はこれを快く思わず、改革の芽を摘んだ。反王権派とはこうしたエルディアの現状に怒りを覚える勢力であり、前国王の暗殺も辞さなかった。
他方、御堂によると、前国王は王権派からも命を狙われていた。なぜ、身内にも敵がいたのか。これは、御堂のように前国王を心から信奉する者の他に、利権にありつくために前国王の取り巻きを務める勢力も存在すると考えれば、納得がいく。王権派は利権を失いたくないから改革に反対すると、真弥子は指摘する。新しい王を立てることでより大きな利益が得られるなら、現国王の暗殺に踏み込むこともありえるだろう。御堂は前国王の執政を「やりすぎ」と評している。前国王は、王権派の機嫌さえも損ねる政治を続けていたのだ。プリシアによれば、反王権派の一部は元々、王権派である。御堂が言う、前国王の殺害を目論む「王権派」とは、こうした勢力のことかもしれない。物語の後半、御堂とディーブのすれ違いが明らかになるが、これこそ、王権派が一枚岩でないことの証拠である。
さて、上記の事情から暗殺に対する策を講じなければならなくなった前国王は、源三郎が発案し、ドールマンが引き継いだCプロジェクト(新たな頭脳の計画)を利用することにした。なんらかの手段でプリシアの遺伝情報を入手し、彼女のクローンを作らせると、自分の記憶を移植した。これにより、対立者の目をくらまし、機を見て再び即位することが可能になる。プリシアの身体を選んだのは、即位に王族の血が必要だからだろう。
培養液の中で18歳の少女として創造されたクローン(コードネームμ-101)には、前国王のみならずアクアの記憶までもが植え付けられた。対立者の目をあざむくには、ごく普通の少女として振る舞う必要があるからだ。また、技術上の問題から、移植された前国王の意識は非常に不安定であり、時おり休まなければならない。第三者の人格を移植することで、こうした隙間を埋めようとしたのだ。
では、なぜアクアの記憶なのか。謎を解く鍵は彼女の出生にある。前国王には妾がおり、子をはらんだが、堕胎を拒否して逃亡。ロス・御堂と結婚する。出産後、王位継承のさまたげになるとの理由から、妾は前国王の差し金により殺される。「自分の子にも継承権がある」と妾に主張されては困るのだろう。生まれた子は御堂の子として育てられた。それがアクアであり、出生の秘密は御堂から聞かされている。よって、彼女の記憶を移植されたクローンは、自分にも継承権があると思い込み、即位に向かって動き出すはずだった。クローンに乗り移った前国王は、元の身体をこの世から葬ると、政敵の目をあざむくため、御堂真弥子として生活を始める。
アクアの記憶は、本人の承諾のもとに移植されたと思われる。根拠を、以下に述べる。
プリシアは、緩やかな民主化を考えていた。しかし、アクアは彼女を王制の信奉者と見なしており、民主化を断行するには、プリシアの即位を妨害しなければならないと考えていた。
他方、前国王の忠実な部下であるロス・御堂にとっての課題は、真弥子の即位をいかに実現するかである。御堂はアクアに協力を持ちかけたと思われる。真弥子が即位すれば、アクアにとってはプリシアの排除となり、民主化をさらに進めることが可能になる。そこでアクアは御堂と共謀し、生まれたばかりの真弥子に自分の記憶を移植、自らの意思で即位するよう仕向けたのだ。
しかしながら、真弥子の脳には前国王の記憶が眠っており、彼女が即位すれば、民主化を阻まれるに違いない。トリスタン号における会談でプリシアが、真弥子は暴君になるだろうと語るが、アクアは否定しない。真弥子を即位させた後の展望はどうなっていたのだろう。
アクアは、母の命を奪い、また国民を苦しめる王制を憎んでいた。となれば、彼女の記憶を移植された真弥子も、同様に王制を憎むはずである。実際、真弥子は、王制を廃することを目的に即位を決意する。アクアはこれを期待していたと考えられる。
御堂とアクアはこうして、真弥子の擁立に向けて動き出すのだった。
真弥子の肉体と精神
プリシアと遺伝的に同一であるため、容貌がプリシアに酷似しているが、前国王の意識が眠っている時に限り、茶色の髪と瞳になる。特殊な薬品を服用することで、前国王の記憶を脳に固定している。服用をやめれば記憶が失われ死に至る。
普段は、アクアの記憶をベースに作られた人格「真弥子」が活動する。時おり前国王の意識が出現し、御堂に指示を出す。前国王と御堂の陰謀を知らない彼女は、自身を18歳の女子高生と信じている。前国王は真弥子の記憶を自由にのぞけるが、逆は不可能である。
王権派の巻き返し
急速な民主化を危惧するプリシアは、アクアが主導する改革を快く思っていなかった。そこで、前国王の権勢が衰えると、自らが次の王となり、緩やかな民主化を行うプランを打ち立てる。プリシアに仕えるストールマンも、伝統を無視した改革に反発しており、両者は反アクアとして活動していくことになる。
ところでプリシアは、前国王の陰謀をどこまで知っていたのだろうか。彼女はCプロジェクトについて小次郎に聞かれた時、なにも知らないと即答する。この言葉は信用に値する。前国王がCプロジェクトの全容を掴むことができたのは、御堂を通じてドールマンの研究を調べたからである。Cプロジェクトの存在は極秘であり、王族といえど簡単には手を出せなかったのだ。それはドールマンが殺害されたあと、科学局が取り潰され、機密の保持が図られたことからもわかる。前国王を暴君と呼ぶプリシアは、権力の中枢と距離をとっていたであろうから、これらの情報に触れる機会はなかったと思われる。彼女は、情報部の次長であるディーブの存在さえ知らなかった。また、エルディアの内情に詳しくないはずの小次郎がCプロジェクトの名を出しても驚かなかったり、国璽の秘密を小次郎に明かしていることから、Cプロジェクトについてのみ嘘を言っているとは考えにくい。しかしながら、トリスタン号においては真弥子を「悪しき亡霊」と表現してる。自分のクローンが作られ、前国王の記憶が移植されたことは知っていた。
他方、ストールマンは、Cプロジェクトの秘密を知りうる立場にあった。父を殺害し、Cプロジェクトを崩壊させると、日本にいる源三郎に連絡を入れる。崩壊したCプロジェクトの機密を守るため、発案者である源三郎に刺客が差し向けられる恐れがあったからだ。源三郎は自ら刑務所に入り、情報部から逃れようとする。
国璽をめぐる争い
プリンセス・ホテルにおける小次郎とプリシアの会話から、エルディアの王位は血縁によって受け継がれることがわかる。しかしこれは単なる習慣に過ぎず、国璽さえ持っていれば王族でなくとも王位の簒奪者となりうる。ゆえにエルディアでは、国璽をめぐる争いが絶えなかった。
国璽は普段、誰の手によって管理されているのだろう。はっきりとした説明がないため、この点に関しては沈黙せざるを得ないが、ストールマンはなんらかの手段を用いて国璽を手に入れると、戴冠式が行われる日本に持ち込んだ。万が一に備え、国璽をふたつに割ると、一方を自宅に、もう一方をエール外国人学校のディレクタールームに隠す。両方そろわなければ、国璽は意味を持たない。

暗示
戴冠式の一週間前、プリシアが日本に到着する。彼女はストールマンと接触すると、暗示をかけてもらい、女王に仕える侍女プリンとなる。プリシアの命を狙う御堂たちの目をあざむくためだ。ふたり一緒に行動すると、御堂に捕らえられた時のリスクが大きい。プリンとストールマンはいったん別れ、しばし別行動をとる。
ストールマンは国璽の模造に着手する予定だった。本物の国璽を御堂らの手から遠ざけ、プリシアの即位を確実なものとするために。しかし、真弥子の即位を画策する御堂は、ディーブにストールマンを捕らえさせる。そして、拷問にかけ、国璽のありかを吐かせる(ドールマンが開発した自白剤を使ったとみられる)。ストールマンの自宅に残された足跡がまっすぐ戸棚に向かっていたことを考えると、国璽の片割れが戸棚に隠されていることまでは掴んだが、二重底のトリックを見破るには至らなかったようだ。
後始末
Cプロジェクトの崩壊を知り、刑務所に身を隠した源三郎だが、御堂は刑務所に火を放ち、源三郎の殺害を図る。シリアからの情報で襲撃を事前に察知していた源三郎は、逃げ延びると、トンネル会社「サンプラス生命保険」の調査員・鈴木源三郎として生まれ変わる。桂木源三郎は戸籍上、死んだわけである。
アメリカ発の航空便がハイジャックに巻き込まれた際は、たまたま乗り合わせたまりなと共に事件を解決するが、渡米していた理由は不明。
小次郎には、後始末のために動いていると語る。Cプロジェクトの発案者として、真弥子の即位を阻止するつもりなのだろう。それは、ストールマンと連絡をとっていたことからもわかる。真弥子を殺す必要はない。前国王の人格はすでに崩壊し始めているとストールマンから聞かされているのだから、即位を妨害する程度でよいはずだ。
もうひとりの娘
シリアに格闘とサバイバル技術を仕込んだ源三郎は、エルディアを去る際、彼女を二重スパイとして情報部に残す。御堂やディーブの動きを探るためだろう。
公安のデータベースによると、エール外国人学校の教師に就任したのはちょうど一年前。ストールマンの紹介による。この時期、エルディアではμ-101が生まれていた。日本で普通の女学生として暮らし始めた真弥子の身辺を調査するために、同校に潜り込んだと思われる。そして、源三郎、ストールマンと連携する一方、ディーブのもとでスパイ活動を行い、プリシアの即位を支援していくのである。
シルクスクリーンをめぐって
エルディア唯一の官印たる国璽の実態は、シルクスクリーンの原版である。原版は絵画の下に貼り付けられるのが常であるから、国璽と絵画はセットになっているはずだった。ストールマンの自宅に眠る絵画をどうしても見つけられないディーブは、ストールマンに成りすますと、絵画を紛失したと偽って、桂木探偵事務所に絵画の捜索を依頼する。原版の存在を第三者に知られてはまずいので、原版についてはもちろん一言も触れなかった。調査を開始する二階堂。
他方、ディーブとは異なる思惑で動く御堂も、二階堂を雇ってストールマン宅の国璽を手に入れようとしていた(この、御堂とディーブのすれ違いについては、後で詳しく述べる)。ディーブの依頼はあくまでも絵画の捜索だが、御堂の依頼は原版の捜索である。二階堂にしてみれば、発見した絵画をディーブに、原版を御堂に渡すことで、両者から報酬が得られる。
しかし二階堂は、たとえ原版の発見に成功しても、御堂にこれをやすやすと渡す気はなかった。シルクスクリーンの原版を法外な料金で買い取ろうとする御堂に不審を感じ、原版には重大な秘密が隠されていると推測したからだ。
二階堂は、茜に協力を持ちかける。ひとりで絵画を見つけ出すのは困難だと判断したのだろう。某党書記長のスキャンダルをすっぱ抜いたことが原因で業界から干されていた彼女は、これを受け入れる。原版に秘められた謎を暴けば特ダネになると信じて。
二階堂はまず、小次郎をこの件に引き込むよう、茜に指示する。小次郎の持つ非凡な推理力を利用するためだ。茜は絵画の捜索を小次郎に持ち込む。
小次郎は灰色の脳細胞を駆使し、二重底に隠された絵画の発見に成功する。しかし、居合わせた二階堂に原版を盗み取られてしまう。原版の存在など露も知らない小次郎は、二階堂の行動に気付かなかった。他方、本命の原版が見つからず、内心あせるディーブだが、原版については一言も触れなかった手前、笑顔をとりつくろうしかなかった。
二階堂と茜
なんとかディーブを出し抜くことに成功した二階堂だが、原版をすぐに手放すつもりはもちろんなかった。原版の秘密を暴くため、二階堂と茜は共同で調査に当たる。しかし、深入りが過ぎてしまい、やがて悲劇に巻き込まれるのであった。
侍女として
何事もなければ、プリンは、偽の国璽を作り終えたストールマンから本物の国璽を受け取るはずだった。しかし、彼がディーブに捕らわれてしまった為、波止場で待ちぼうけを食う。行き場を失ったプリンは小次郎の事務所に転がり込み、家事をするかたわらストールマンの動向を調べることになる。なお、国璽を手渡す場所を波止場とするよう勧めたのは源三郎である。なにか事が起こった時は、小次郎のちからが役に立つだろうと考えたからだ。
内閣調査室の動き
米国から帰国したまりなは、真弥子の護衛を命じられる。エルディアの急速な西洋化に反発するイスラム原理主義勢力が、彼女を付け狙っているのだという。まりなは、真弥子の命をおびやかす襲撃者を次々と撃退することになるが、襲撃者を裏で操るのは、護衛の依頼主である御堂だった。真弥子へのテロをプリシア一派の陰謀に見せかけることで、プリシアを貶め、世論を味方につけようとしたのだ。日本の政府が護衛を引き受けたのも、真弥子の即位をにらんでのことだった。
国璽の入手ルート
エール外国人学校の校長を勤めるストールマンは、一千万円もの公金を横領していた。この問題を調査するのが教育監視機構の氷室恭子であり、彼女によれば、同校の名誉理事を拝命する御堂が横領を見過ごすはずはないという。つまりストールマンは着服した公金で国璽を購入するが、御堂に気付かれ、ディーブに捕らわれてしまったという推測が成り立つ。実際、氷室から助言を求められたまりなは、公金がイスラム文様絵画の購入に当てられた可能性を指摘する。国璽をエルディアから持ち出した協力者に、報酬として公金を与えたといったところか。
第一の殺人
絵画の捜索を終えた小次郎のもとに、深夜、一本の電話が入る。受話器を取ると、相手はストールマンだった。彼は小次郎になにかを伝えようとするが、電話はすぐに切れてしまう。不審に思った小次郎は、ストールマンの自宅に向かう。呼び鈴を押すが、応答はない。電気が通っていないのだ。玄関のドアをノックしようとすると、玄関の奥から二階堂が現れる。彼はなぜか動揺しており、すぐに姿を消す。
意を決し、ストールマンの自宅に踏み込む。応接間のソファに座っていたのは、首を真一文字に切り裂かれたストールマンだった。凶器と見られる血染めのサバイバル・ナイフは、ソファの後ろに転がっていた。遺体はまだ温かい。殺されて間もないようだ。小次郎が知っているストールマン(すなわちディーブ)と違い、体型はスリムだった。
戸惑いながらも現場の検証を続けていると、応接間に氷室が現れる。ストールマンの公金横領疑惑を追う彼女は、この家の様子を不審に思い、小次郎と同様、無断で踏み込んだのだ。ふたりはお互いが犯人でないことを確認し、別れる。
事件の真相(第一の殺人)
御堂によると、実行犯はディーブである。動機は二通り考えられる。
A…この日の昼、小次郎は絵画を発見するが、肝心の原版を二階堂にまんまと盗まれてしまう。二階堂の行為に気付かなかったディーブは、ストールマンが嘘をついていると判断した。つまり、自白剤を使っても正しい証言が得られないなら殺してしまおうと考えたのだ。
B…これとは逆に、ストールマンの自白が正しかったからこそ犯行に及んだ可能性もある。二階堂が原版を盗んだことに気付いたディーブは、ストールマンの証言が正しいことを知り、用済みとなったストールマンをこの世から葬った。エール外国人学校の国璽にはまだ手をつけていないが、自宅に隠したという証言が事実なら、学校に隠したという証言も事実となるはずだった。
さて、どちらの説が真実により近いのだろうか。問題となるのは、二階堂が国璽を盗んだことにディーブがいつ気付いたか、である。絵画を見つけた時なら、国璽を返せと迫るはずだ。それをしなかったのは、二階堂の動きを見逃していたからに違いない。
小次郎を捕縛した際(12月6日の夜)、ディーブは、二階堂がストールマン宅の国璽を盗んだと語る。小次郎と同じくディーブに拉致され、拷問を受けた茜が吐いたのだろうか。しかし、ディーブは、小次郎と二階堂が共謀していたとも語る。これは明らかに事実に反する。そして茜が二階堂の犯行を暴露したのなら、二階堂と共謀していたのは自分ひとりだと説明するはずだ。つまりディーブは、二階堂と茜が共謀して国璽を盗んだことを独自に調べ上げ、茜を拉致したと考えられる。
ディーブが二階堂に目星をつけたのはいつだろうか。それは、二階堂が殺害された時(12月5日)だと思われる。二階堂は原版を使って御堂を揺すろうとするが、逆に殺されてしまう。この時、原版を持っていたのは茜なので、原版が御堂の手に渡ることはなかった(二階堂の殺害についての詳細は後述)。そこで御堂は原版を奪うため、二階堂が原版を盗んでいたことをディーブに知らせたと思われる。盗ませたのは他ならぬ御堂なのだが、二階堂が死んだ今、秘密がもれる恐れはない。ディーブは二階堂の身辺を捜査し、茜と共謀していたことを突きとめる。小次郎も共犯だと考えたのは、二階堂および茜とよく行動していたからだろう。
以上の推理から、二階堂が国璽を盗んだことにディーブが気付いたのは、12月5日であると考えられる。すなわち、犯行の動機はAである。
これを裏付ける事実として、ディーブに捕らわれていたはずのストールマンが自宅に戻っていたことが挙げられる。絵画に付属するはずの原版が見つからず、苛立つディーブは、ストールマンが嘘を言っていると考え、彼を責めた。これを受け、国璽はまだ無事だと判断したストールマンは、ディーブのもとから脱出し、国璽を保護するため自宅に向かう。放っておいたら、いつディーブの手に落ちるかわかったものではない。逆に、ディーブがこの段階で二階堂の犯行に気付いていたとすると、ストールマンが帰宅する理由がなくなってしまう。
予想に反し、自宅に国璽はなかった。ストールマンは、国璽の次に気掛かりだったプリンの安否を確かめるため、小次郎のもとに電話をかける。なにかあったら小次郎の事務所を訪ねろと、源三郎がプリシアに指示していたことを思い出したのだ。しかし、用件を伝える前に、通話は途切れてしまう。追ってきたディーブが電気の供給を遮断したのだ。こうしてストールマンは殺されるのだった。
サバイバル・ゲーム
シリアは、エール外国人学校の屋上にまりなを呼び出し、対決を要求する。シリアが勝てば、まりなはシリアの要求を飲む。まりなが勝てば、シリアはまりなの質問に答える。シリアの狙いはなんだろうか。対決の最中、学校にたまたま現れた真弥子を捕まえ、戴冠式が終わるまで失踪してもらうと言ったことから、シリアは真弥子の誘拐を計画していたと考えられる。対決を通じてまりなを追い詰め、真弥子の護衛から手を引かせることに成功すれば、誘拐は容易になる。シリアはプリシアの命を受けて動いているわけだが、プリシアが誘拐を指示したかどうかは不明である。

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2009年02月12日 14:11に投稿されたエントリーのページです。

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